会長挨拶

2021年 会長就任挨拶
一般財団法人 日本ダム協会 会長
押味 至一

日本ダム協会会長に就任いたしました押味でございます。
よろしくお願い申し上げます。

あらためて日本という国のことを考えますと、地形の面では山地が約7割を占め、河川は諸外国に比べ急峻であり、また四季があり風光明媚である反面、豪雨や渇水に見舞われるという宿命を背負っております。

さらに、昨年の球磨川における豪雨災害に見られるように、近年では、気候変動により洪水や渇水はより激甚化・頻発化してきております。国土交通省では、気温が2℃上昇した場合には、降雨量が1.1倍になり、河川の流量が1.2倍になるという検討結果を示しております。

こうした中、流域治水の重要性が叫ばれておりますが、ダムは、治水対策の中でも極めて重要な対策であると位置づけられております。我が国には、先人のご苦労により、多数のダムが存在します。このため、治水ダムの整備とともに、既存ダムを長寿命化し、治水・利水機能等の向上を図っていく「ダム再生事業」を今後ますます推進していく必要があります。
また、ダム施工技術を一層向上させ、より効率的な施工と生産性の向上を図っていくことが求められております。
引き続き、ダムの役割と事業の重要性について幅広く理解を求めていくとともに、ダム施工技術の向上を通じて、大変微力ではございますが、国内外のダム建設に貢献していきたいと考えておりますので、皆様方のご理解とご協力をいただきますようお願い申しあげまして、会長就任の挨拶とさせて頂きます。