会長挨拶

2018年 会長年頭挨拶
一般財団法人 日本ダム協会 会長
宮本 洋一

日本は四季を通じて豊かで美しい山河・自然に恵まれていますが、一方で、地震や台風、集中豪雨などによる災害が多発する国でもあります。また、最近は気候変動によって降雨形態が激しさを増しており、昨年7月の九州北部豪雨では、一昨年の鬼怒川堤防決壊時と同様に、線状降水帯によって長時間猛烈な雨が降り続き、福岡県の朝倉市や東峰村などに大きな被害がもたらされました。被災された方々には改めて心よりお見舞いを申し上げます。

我が国は、厳しい財政事情下にありますが、このような自然災害の猛威から国民の命と暮らしを守り、経済活動の基盤を整備し維持していくことがいかに重要かを再認識し、防災・減災の観点に立った社会基盤整備をしっかりと進めていくことが必要です。

なかでもダムは、治水や水資源開発、エネルギー確保などの面で非常に有効かつストック効果の高い手段であり、国民の安全・安心を守り、社会経済活動を支える重要な社会基盤であります。

今後のダム事業については、「ダム再生ビジョン」により既設ダムを有効活用する方向が示されました。当協会と致しましても、ダムの再編・再開発や気候変動による地域への影響、生産性向上などの調査研究を進めるとともに、新技術の開発や施工技術の更なる向上、そして週休二日の定着をはじめとする建設業の働き方改革に積極的に取り組んでまいります。さらに、ダム事業の重要性について、広く一般の方々にご理解頂くべく広報活動に努めてまいりたいと考えています。

今年も関係する皆様方と緊密に連携しながら、各種の活動を通じて、ダム事業のさらなる発展に寄与してまいる所存であります。

引き続き関係各位のご支援、ご協力をお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。